ごあいさつ

日本音楽レ・クリエーション指導協会
会長 小野惣一

日本音楽レ・クリエーション指導協会 会長 小野惣一

私は、商社時代は半導体からプラント事業を推進、独立後はIT事業からサービス事業などに取り組み、海外
の様々な国々を見て参りました。その経験を生かし社会に貢献できることを考えていたときに出会ったのが
「音楽レクリエーション」です。

超高齢化社会が進む中、認知症は誰にでも起こりえる身近な話となりました。
早い方では40歳代から発症し、いつ症状が出るかは人それぞれ異なります。将来の事は誰も分かりません。
昔は余り縁がなかった話題ですが、それでも私の家族が認知症と診断されると戸惑いは隠せないのが実情で
す。診断では50歳代から始まり徐々に進行していたとの話を伺い、もっともっと前から認知症に対する理
解を深め、なぜ家族を助けることが出来なかったのか、早期対処が出来なかったのか悔やまれます。

音楽の持つ力は色々とあります。
私たちは活動を通じて、多くの音楽が起こした奇跡を見て参りました。
生まれてから音楽と共に生きている私たち、音楽の無い世界を想像してみて下さい。
また、音楽が脳に与える影響や、音楽レクリエーションが、認知症にも効果があることは皆さん何となく分
かっていても、論理的に説明することは難しいものです。
こうした私たちの活動内容・経験を記録、論理的・科学的に分析して纏めたものが『音楽レクリエーション
指導士』の要綱です。

日本の社会構造は大きく変わり、2025年には、認知症患者数は更に進み予備群を含め1300万人を超える
とも言われております。近年急速に進む超高齢化社会は、避けて通ることが出来ない大きな問題となってお
ります。

刻々と深まる社会問題に対処するため、私たち一般社団法人日本音楽レ・クリエーション指導協会は1万人
の指導士の育成を目指しております。
この1万人の指導士が高齢社会の新しいコミュニティーリーダーとなり、認知症予防・介護予防の一端を
担ってくださる事を願っております。

誰でも音楽で奇跡を起こせます!

日本音楽レ・クリエーション指導協会
理事長 堀口直子

日本音楽レ・クリエーション指導協会理事長 堀口直子

7年前から介護施設でのコンサートをさせて頂いている中で、気付いたことがありました。
「きっと「この曲」はおじいちゃんおばあちゃん達が好きで、歌ってくれるに違いない!」と思い選曲した
曲が、実際はそんなに歌ってくれなかった・・・
利用者さんが「本当に歌いたい曲」は、私たちが用意した曲ではなかったということに気付き、何が歌いた
いか、どんな曲が好きか、毎回聞くことにしその曲をプログラムに入れるようにしました。そうすると、コ
ンサートへの意欲や参加率が大きく変わったのです。
そして、利用者さんが楽しく参加されるかどうかは、傍にいる介護職員さんの様子次第で変わるということ
にも気付きました。
疲れ切って笑顔が少ない職員さんがご一緒だと、利用者さんにもそれが影響します。
私も現場で働いた経験がありますが、介護現場はすごくハードで離職率も17%と言われるくらい高いのが
現状で、職員さんたちのメンタルケアも急務だと考えています。
利用者さんのためだけでなく、介護に携わる方々のためにも、音楽でしか発揮できない力を現場にもっと取
り入れて欲しいと願っています。

誰でも音楽で奇跡を起こせます! 音楽大学卒でなくても、楽譜が読めなくても、ピアノが弾けなくても、
音楽が身体と脳にもたらす効果と、簡単にできる音楽ケア体操や曲の組み合わせを知れば、自分達でできる
ようになります。
「音楽のプロが行う特別な音楽療法・レクレーション」ではなく、これからは介護職員自身が「自分達で行
う音楽ケア」を浸透させ広げていきたいと考えております。

介護する人、される人双方が幸せになれる音楽のよい力を活かし、もっと介護現場のクオリティーをあげて
いくことが私の使命です。
音楽が起こす奇跡で、たくさんの笑顔を生み出すお手伝いをしていきたいと思っております。